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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『アトラク=ナクア』は、1997年12月18日にアリスソフトから発売された18禁ノベルアドベンチャーゲーム。当初は「アリスの館4・5・6」に収録された一作品という扱いだったが、2000年9月に単品でも発売された。leafの『雫』、『痕』等の流れを汲む伝奇ヴィジュアルノベル。選択肢によって各登場人物の運命が激変するものの、大枠は一本道のシナリオであり、アリスソフトとしては珍しくゲーム性が薄い。 == 概要 == 『DiaboLiQuE 』と本作のどちらかを単品発売し、もう一方を『アリスの館4.5.6』に収録という形で企画された中編ビジュアルノベル。アリスソフトでは珍しく複数原画でなく原画が1人だったことや、ふみゃの心情や情景描写に重きを置いたシナリオで、統一感の取れた雰囲気の作品になった。 小説としては三人称多元形式に分類される。基本は主人公・初音の視点であるが、場合に応じてその他の登場人物の生活描写へも切り替わる。そのため、物語は狩る側と狩られる側、双方の視点で進行していく。 初音はあやかしの力で人間の心の隙間に付け入り、贄として人間の精気や肉体をすすり喰らうが、カニバリズムの直接的な映像表現は無い。また、主人公の性質上、それぞれの登場人物の生死を左右する残酷な選択をプレイヤーに幾度か迫ることになる。 タイトルがクトゥルフ神話の大蜘蛛アトラク=ナクアに由来すると誤解されることが多いが、本編とクトゥルフ神話に直接の関連性はない。企画やシナリオ執筆を担当したふみゃは、高橋葉介の漫画『夢幻紳士』の1エピソードから啓発されたと明言しており、そのエピソードの1コマに「Atlach=Nacha」と書かれた少女に擬態する蜘蛛のスケッチが登場する(ちなみに高橋葉介は、そのエピソード「蜘蛛」は特撮番組『ウルトラQ』の第9話「クモ男爵」から影響を受けたと語っている)。 その一方、本作における比良坂初音のキャラクターは日本のクトゥルフ作品におけるアトラク=ナクアの造形に大きな影響を与えており、『ANGEL FOYSON』『怪物王女』『這いよれ! ニャル子さん』などで擬人化されたアトラク=ナクアは、セーラー服を纏った長い黒髪の古風な美少女という、比良坂初音に対するオマージュ的なデザインとなっている。 ノベライズ版では主に前日談が描写され、『アリスの館4・5・6ガイドブック』には後日談の短編小説『系譜』が収録されている。 後年、異例な人気を受けて本作もまた単品発売されることとなったが、実兄妹であった登場人物が義兄妹に、舞台となる高校が学園に変わるなど、倫理上の理由から幾つかの変更が加えられている。また、本作のBGMのうち2曲がアルバム「アリスボーカルコレクション」企画により歌詞付きの曲としてリファインされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アトラク=ナクア (ゲーム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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